家の購入前にチェックしておきたい琉球畳について解説
これから土地を購入して家を建てようとしたとき、家族がくつろげる素敵なマイホームとなるよう、室内の設備にもこだわりたいところでしょう。
一味違う部屋を作れるとして、最近注目を集めているのが琉球畳です。
そこで今回は、琉球畳の基本やメリット・デメリットについて解説します。
これからマイホームの購入を検討する方は、ぜひ参考にしてみてください。
家の購入前に押さえたい琉球畳の基本とは
琉球畳とは、現在広く出回っている畳とは異なる特殊な畳のことです。
一般的な畳との違いは、ヘリの有無・質感・形・大きさ・原料・価格などにあります。
琉球畳にはヘリがなく、表面の質感はざらざらしており、形も長方形ではなく正方形です。
そして大きさは880m×880mが一般的で、通常の畳よりも総じて小ぶりです。
琉球畳の原料は、元々「七島イ草」を用いていましたが、現在では通常の畳と同じ原料であるイ草のほか、和紙や化学繊維なども使われます。
その関係で色の種類も豊富、琉球畳は一般的な和室とは異なる部屋作りにも活用できます。
そのほか、琉球畳は現在、通常の畳よりも基本的に高価です。
元から高級品だったのではなく、以前はよく使われていた身近な畳でした。
しかし現在はあまり使われなくなり、価格も高いことが多いです。
家の購入前に要チェック!琉球畳のメリット・デメリット
琉球畳のメリットは、まず色の種類が豊富なため、オシャレな部屋を作れることです。
黒とグレーなど色の異なる2種類の琉球畳を交互に並べれば、市松模様を作れます。
見た目に関してはカラフルなジョイントマットに近い部分があり、琉球畳は洋室とも合わせやすいです。
洋室ならではのスタイリッシュな見た目を維持しつつ、畳ならではの感触や香りも楽しめる、和洋折衷の素敵な部屋を作れます。
また、畳にヘリがなく、見た目はすっきりしており、部屋が広く見えます。
琉球畳のデメリットは、通常の畳に比べて基本的に高価なことです。
先述のとおり、琉球畳は現在あまり主流の設備ではなく、一般的な畳よりサイズが小さくとも価格は高くなるのが通例です。
さらに、琉球畳の伝統的な原料である七島イ草にこだわると、価格はより高くなります。
何かと出費が多くなりがちなので、事前によく確認しておくとよいでしょう。
イ草で作った琉球畳なら価格も比較的抑えやすいものの、メンテナンスの手間は増えます。
琉球畳はヘリがないのでイ草で作ると端の部分が傷みやすく、こまめな手入れは欠かせません。