事前に理解して冷静に対応しよう!不動産相続の手続きの流れとは
不動産相続は人生に何度もあることではないので、手続きや流れがわからない方も多いと思います。
しかし事前にすべきことを理解しておけば、親族トラブルなどにも発展せず、はじめてのことでも冷静に対応できます。
そこで今回は不動産を受け継ぐ方や、今後受け継ぐご予定がある方に向けて、不動産相続の流れや手続きについてご説明いたします!
不動産相続の流れを理解して落ち着いて手続きを進めよう
家や土地を受け継ぐ場合、以下のような流れで手続きを進めましょう。
●市区町村の役場に死亡届を提出する(死亡から7日以内)
●遺言書の有無を調べる
●遺産を受け継ぐ人数や財産を確認し遺産分割協議をおこなう
●不動産の所有権移転登記をおこなう
●相続税の手続きをおこなう
相続人が複数いる場合は遺産分割協議をおこない、遺産をどのように配分するのかを決めます。
とくに家や土地は現金などと異なり分割できないので、以下のような方法で分割します。
現物相続
家と土地を兄、それと同じ価値のある現金を弟が受け継ぐなど、一人が不動産を受け継ぐ方法です。
代償分割
一人が家や土地を受け継ぎ、残りの人に受け継ぐ分だけ金銭を渡す方法です。
換価分割
家や土地を売却し、現金を配分する方法です。
共有相続
複数人でひとつの家や土地を共有する方法です。
このようにさまざまな分割方法があるので、ご家庭に合う方法を選びましょう。
不動産相続の手続きにかかる費用は?
家や土地を受け継ぐと相続税を納める必要がありますが、以下の計算で基礎控除額を算出できます。
3,000万円+(600万円×遺産を受け継ぐ人数)
たとえば5人で5,000万円の家を受け継ぐと、納税控除額は6,000万円と計算でき、非課税となります。
しかし同額の家を2人で受け継ぐ場合の納税控除額は4,200万円となり、残りの800万円に対して納税の義務があります。
また税金のほかにも登録免許税や戸籍謄本などの書類の取得費、郵送費などが必要です。
そのほか手続きや契約上のトラブルを起こさないために、司法書士に手続きの代行を依頼する場合は、報酬も支払う必要があります。
これらの費用は3,000万円の不動産を受け継ぐ場合、20万円強程度の金額が目安とされているので覚えておきましょう。
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