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土地を購入する前に知っておくべき「筆界特定制度」とは?メリットもご紹介

土地を購入する前に知っておくべき「筆界特定制度」とは?メリットもご紹介

土地を購入する際、どこまでが自分の敷地なのか明確に把握する必要があります。
しかし、場合によっては隣接した土地との境界線を巡り、トラブルに発展するケースもあるのです。
このような問題を解決するために「筆界特定制度」が採り入れられていますが、詳細を知る方は少ないでしょう。
そこで今回は、筆界特定制度とはどのような制度か、メリットとともにご紹介します。

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土地を購入する際に知っておくべき「筆界特定制度」とは?

筆界特定制度とは、自分の土地と隣接した土地との境界を明確にしてくれる制度です。
登記により定められた土地の境界線は「筆界」と呼ばれ、登記上で明確に示されています。
以前は、このようなトラブルが発生すると裁判で解決するしかなく、結論が出るまでに2年程度かかるケースも少なくありませんでした。
しかし、この制度が導入されてから半年程度で結論が出ることも増え、費用の負担も裁判と比較すると、大幅に軽減されています。
では、どうすれば筆界特定制度を利用できるのでしょうか。
まずは申請者が土地を管轄している法務局や地方法務局に申請書を提出し、筆界特定の調査を依頼します。
申請できるのは、土地の所有者とその相続人です。
共有名義なら共有者の1人から申請できます。
申請書が受理されれば、筆界調査委員と呼ばれる弁護士や土地家屋調査が法務局職員とともに現地に訪れ、調査を進めます。
測量などの調査結果を踏まえて筆界特定登記官が筆界を特定するので、結果の報告を待ちましょう。
また、申請するための手数料は土地の価格によって異なるので、事前に確かめておくことをおすすめします。

土地を購入する際に知っておくべき「筆界特定制度」のメリットとは?

筆界特定制度を利用するメリットは、以前よりもさまざまな面で負担が軽減されることです。
先ほどご紹介したように、以前は筆界に関するトラブルを解決するには裁判しかありませんでした。
そのため、相手が協力的ではない、隣接した土地が複数あるなどの場合は、特に時間と費用に関する負担が大きかったようです。
現在は相手の協力がなくても、申請すれば筆界特定制度を利用できます。
このようなトラブルは精神的にも疲弊するので、早期に解決することをおすすめします。
しかし、筆界特定制度は土地の所有権を決める制度ではありませんので、その点は注意が必要です。
事実上、筆界を特定された土地は購入が可能なので、万が一裁判になってしまっても判決をくつがえされることはほとんどないでしょう。

まとめ

隣接した土地の所有者とトラブルにならないためにも、筆界特定制度は知っておきたい制度です。
自分だけではわからないという方には、弁護士に相談することをおすすめします。
今後土地の購入を検討している方は、ぜひ覚えておいてください。
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