家じまいのための不動産売却!そもそも家じまいとは?その方法もチェック!
今回は「家じまい」のための不動産売却について解説します。
家じまいという言葉自体は知らなくても、不動産を所有する人なら誰もが将来的に考えるであろう問題にまつわるお話です。
そもそも家じまいとは何なのかをまず解説したうえで、家じまいのご方法も紹介しますので、ぜひ目を通してみてください。
不動産売却による家じまいとはどういうもの?
「家じまいのために不動産売却をする」というような言葉を、あなたもどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
家じまいとは、自分たちが住まなくなった家について、将来的に空き家問題などのトラブルが起こらないよう売却処分することなどを指す言葉です。
「シニア層の身辺整理の一環」という感じですね。
昔は「家じまいをせず、子ども世代に家を残す」という人も多かったのですが、空き家問題などが急増している今では、ヘタに家を残すと、子ども世代にとっては「負動産」になりかねないため、家じまいをする人も増えているのです。
家じまいのための不動産売却!その方法や注意点とは?
子ども世代に「負動産」を残さず、家じまいのために不動産売却をする、という場合、その売却方法は2通りあります。
ひとつは、家が建った状態のままで売却する方法。
そしてもうひとつは、家を解体して土地を売却する方法です。
家が建った状態のままで不動産売却をする場合は、中古物件の売買実績が豊富な不動産業者をピックアップし、査定を依頼しましょう。
売却を仲介依頼する業者が決まったら仲介契約を交わし、売却活動をスタートします。
家を解体して土地を売却する場合は、家の解体費用の準備をしておく必要があります。
解体費用の目安は、木造なら1坪あたり2万円~3万円前後、鉄筋なら3万円~5万円といったところです。
土地の売買実績が豊富な不動産業者を選ぶとよいでしょう。
また、家じまいに関するおもな注意点としては以下のようなものが挙げられます。
●「次は賃貸アパートに住む」「施設に行く」など、家じまい後どうやって暮らすかをあらかじめ決めておく
●家じまい後に賃貸物件に住むことを考えている場合は、できれば金銭面や健康面で入居が難しくなる65歳になるまでに家じまいをするのがおすすめ
●不動産売却には手数料や各種費用、税金などがかかってくるので、売却代金がまるまる手元に残るわけではないということを理解しておく