三角地の売却は難しい？理由やうまく売る方法をご紹介

ご高齢となって手持ちの不動産の売却を進めている方やそのご家族の方にとって、扱いに困りやすいのが一般的に人気のない土地です。
そのまま売り出してもあまり買い手がつかず、資産の整理が進まなくて困りやすいので、原因や対策を押さえておくと良いでしょう。
今回は、三角地の売却が難しい理由やうまく売る方法をご紹介します。

三角地の売却が難しい理由とは

名前のとおり、三角地は三角形の土地であり、一般的に人気がないために売り出しても買い手がつかないことが少なくありません。
理由は、家などを建てたときにデッドスペースが生まれやすいからです。
建物は四角形にするのが一般的であり、三角形の敷地内に建てると土地が余りやすいのです。
土地を十分に活用できないと費用対効果が悪くなるので、デッドスペースが出やすいのはあまり好まれません。
また、三角地は特殊な形をしているだけに再建築ができない可能性もあります。
個人の所有する土地でも建築には法令上の制限があり、どのような状況でも家などを好きに建てられるわけではありません。
法令上の要件を満たす形で周囲の道路とつながっていないなどの理由で、三角地では建物を自由に造れないことも多いのです。
自宅などを思うように建てられない土地は、買主にとって使い勝手が良いとはいえません。
以上のような理由で、三角地は売り出してもあまり買い手がつかないのです。

三角地を売却しやすくする方法

三角地を売却しやすくするには、まずできるだけ土地の形を整えることです。
隣地を買い取って合筆すると四角形になることも多いので、隣の土地を売ってもらえないか一度聞いてみると良いです。
隣地の所有者に売却の意思がない場合、自身の土地を買い取ってもらう手もあります。
三角地の隣もやはり不整形地であることが多く、土地の扱い方には同じように困りやすいものです。
土地の売却の話は隣地の所有者にとっては渡りに船であり、歓迎されることも少なくありません。
すでに建物がある三角地では、売却にあたってデッドスペースを減らす工夫をするのも良いです。
駐車場や花壇など、敷地のなかで余っている部分を何かに使えないか一度考えてみてください。
何にも使えずに余っている部分が減ると土地の印象が良くなり、購入されやすくなります。
建物がないときは、土地を余すところなく活用する建築プランを売主側で考えておくのもひとつの手です。
購入者の不安をうまく解消できれば、三角地でも売れやすくなります。

まとめ

三角地は家などを建てたときにデッドスペースが生まれやすかったり、再建築ができなかったりするので一般的に人気が出にくいです。
売却しやすくするには、形を整えたり敷地のなかで余っている部分を減らしたりするのが有効なので、どのようにすると売れやすくなるか一度考えてみてください。
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