土地売却をおこない給与以外の所得が発生すると、確定申告が必要な場合があります。
ただし、譲渡益の状況によって申告の有無が異なるため注意が必要です。
この記事では、土地売却時に確定申告が必要な場合と、確定申告の流れ、準備する書類についてご紹介します。
土地売却時に確定申告が必要な場合とは？
個人で土地売却をおこない譲渡所得が発生した場合、確定申告が必要です。
譲渡所得は、給与所得とは別に課税対象となるため確定申告をおこなわなければなりません。
確定申告をしないと、国税庁より「お尋ね」というアンケート調査が届くことがあります。
譲渡所得が発生していると思われる方に届くため、全員に届くわけではありません。
譲渡所得が発生しているにも関わらず、お尋ねを無視して確定申告をおこなわないとペナルティが発生し、無申告加算税が加算されます。
一方、譲渡所得が出なかった場合は、確定申告が不要です。
土地売却時の確定申告の流れとは？
確定申告には、確定申告書B様式、確定申告書第三表、譲渡所得の内訳書や申告内容を証明する書類のコピーなどを用意します。
かかった費用などの証明書類が必要になるため、それぞれの書類は早めに準備し、スムーズに申告できるようにしましょう。
必要書類の準備ができたら、確定申告書の作成に移ります。
確定申告書は、税務署でもらうか国税庁のホームページより取得が可能なため、時間がない場合にはホームページを活用すると良いでしょう。
確定申告書が完成したら、翌年の2月16日から3月15日までに電子送信が可能なe-Taxか所轄税務署へ郵送・直接提出します。
提出後納税額が確定し、申告期限内に所得税を納税します。
土地売却時の確定申告に必要な書類とは？
必要な書類の1つに譲渡所得の内訳書があり、課税の元となる譲渡所得金額の算出に必要な書類です。
その他、確定申告書B様式、確定申告書第三表も必要です。
上記3種類の書類は最寄りの税務署か、国税庁のホームページより入手できます。
また、土地売却時の売却契約書や売却にかかった費用の領収書、土地を取得した際の売買契約書、取得費用がわかる書類の準備も必要です。
売買契約書などは不動産会社から入手でき、仲介手数料などの領収書はなくさないように保管しましょう。
本人確認書類としてマイナンバーカードや運転免許証、パスポートなども必要です。
まとめ
土地売却時に確定申告が必要な場合と、確定申告の流れ、必要な書類をご紹介しました。
土地売却時に譲渡所得が発生した場合には、確定申告が必要です。
売却時の書類の他、取得時の書類も必要となるため、確定申告が必要な場合は早めに準備しましょう。
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