定年後に住宅ローンを払えないとどうなる?払えない理由や対処法も解説!
住宅ローンの返済は家計を圧迫しやすいため、万が一返済ができなくなったらと心配になる方もいらっしゃるでしょう。
もし、定年後に住宅ローンを支払えなくなってしまったら、どうすれば良いのでしょうか。
そこで今回は、定年後に住宅ローンを払えない理由、払えないとどうなるのかや対処法について解説します。
定年後に住宅ローンを払えない理由は?
定年後に住宅ローンを払えない理由として挙げられるのが、下記の3点です。
退職金が予想より少ない
住宅ローンは大きな金額となるため、退職金で一括返済しようと考える方も少なくありません。
しかし、実際に支給された金額が予想より少ない場合、残債が発生してしまいます。
収入の減少
近年では定年後に再就職する方も増加しているものの、給与は定年前の7割程度が目安となります。
再就職前提で住宅ローンを組んでいれば、想定していた給料によっては家計に負担がかかるかもしれません。
医療費の増加
年齢を重ねると、身体の不調を感じる機会が増えていきます。
思わぬ病気が見つかり保険適用外の治療をおこなった場合、多額の医療費が発生するでしょう。
定年後に住宅ローンを払えないとどうなる?
住宅ローンが払えなくなったら、まず電話やメールでの連絡が入り、その後債権者から督促状が届きます。
督促状が届いてもなお対応がなければ、分割払いとなっていた住宅ローンの一括返済を求められます。
住宅ローンが払えない方にとって、一括返済は現実的ではありません。
そのため、保証会社が債権者に代わって一括返済し、その後保証会社から請求が届きます。
保証会社への返済も難しければ、保証会社が裁判所に申し立てをおこない、競売の手続きを進めます。
競売にかけられた不動産は、市場価格の6〜7割程度の価格で売却されることがほとんどです。
そのため、売却資金で残債を返済できず、競売後も住宅ローンの支払いを続けることになります。
定年後に住宅ローンを払えないときの対処法とは?
定年後に住宅ローンが払えないと感じたら、早い段階で売却することをおすすめします。
売却価格が住宅ローンの残債を上回っていれば、その資金で完済することが可能です。
一方、売却価格が住宅ローンの残債を下回っている場合は自己資金を足して完済するか、任意売却を検討しましょう。
任意売却とは、住宅ローンを完済できない不動産を金融機関の同意を得て売却し、残債を返済する方法です。
売却によって現在の家を失いたくない場合は「リースバック」という選択肢もあります。
リースバックを利用すれば、家を売却した後も買主と賃貸借契約を締結することによって同じ家に住み続けられます。
まとめ
定年後に住宅ローンが支払えない理由は、収入の減少や医療費の増加などです。
返済が難しいと感じたら、競売にかけられる前になるべく早く売却することをおすすめします。
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